何度でも言うぞ、Slowput
Slowput、この言葉には聞き馴染みがないかもしれない。
少なくともAppleは聴き馴染みがないようだ、執筆時点で”Slowput”に「誤字してますよ?」を示す赤い点線が出ているから。
聞き覚えがなくても無理はない。
これは僕の造語だ。
定義は、
インプットとアウトプットの隙間にある「熟成」の営み
だ。
これはたまに言及している概念であり、noteではこれに関する記事をたまに投稿していたりする。
そのため、もしかしたらSlowputを既に知っている人もこの記事を読んでいるかもしれない。
その方には重複となるが、どうか記事を閉じずに最後まで読んでほしい。
……まぁ、かつて話したことの焼き増しでしかないのだが。
なぜSlowputが重要なのか?
柄にもなく見出しなんて物をつけてしまった。
でも、ここはとても重要なことだし、ここを語らなければいくら僕が”Slowput!!”
と叫んだところで「はぁ……」としかならないと思う。
ということで”Slowput”という概念を「AI時代」という面から議論したいと思う。
世はまさには大AI時代!
誰も彼もがAIだ。2025年は僕にとってAIの年だった。
2026年はAIが本当の意味で自然となり、生活の一部となってから迎える初めての年かもしれない。
別に2025年以前にも僕の周りにAIはあった。
しかし、AIはAIとして生活に追加された物だった。
しかし、2025年はそれがガラリと変わった。
僕の中でAIは生活の一つとなり、僕の知能、感情、行動を構成する一要素となった。
そういう意味で僕は2025年がAIの年である(「おっそ」みたいなコメントは正論すぎるのでNG。この正論は胸に秘めておいてほしい)。
さて、世がAI時代であることは異論ないことだと思う。
そして、「答え」の限界費用が極限まで下がったこともまた、異論ないことだと思う。
現代ではわからないことをそのまま抱えておく必要はない。
AIに聞いてみればいい。それである程度は解決する。
解決しないとしても、反論やヒント、考えの道標やフレームワークを教えてくれるかもしれない。
こんな時代に生きている僕たちにとって、「答え」とはあまり重要な物ではない。
ましてSNSや個人出版で誰も彼もが発信できる時代、「正論」だの「正解」だのは誰にでも言える。
では、そんな時代に人間ができることは何か。「正解」はAIが教えてくれる時代にあって僕たちにしかできないことは何か。
悩むことだ。
情報をインプットし、アウトプットに至るまでの道筋、そこに人間が出る。個性が出る。間違いが出る。悩みが出る。
それこそが人間を人間たらしめ、個人を個人たらしめる物であると考えている。
インプットはAIに敵わない。多分この文章だって0.1秒もかからない合間にAIは読むことができる。
アウトプットはAIにも、大衆にも敵わない。AIは中央値的な正解を物の数秒で叩き出せるし、AIを活用した人々にあなた個人(僕も含めて)が勝てる可能性はそこそこに低い。
だからこそ悩むこと、思考を熟成させることがAIと共に生きる時代に不可欠なのだ。
どうやってSlowputをする??
「それは人それぞれです。」は流石に収まりが悪い。
少し僕が考えている具体例をあげていきたい。
例:読書
今は読書術なる手法を解説した本が多く出版されている。
僕も大好きで良く読む。
「効率的なインプット方法」、「アウトプットが知識定着の鍵」、「読んだ内容はすぐにシェアしよう」……みたいなやつだ。
これらの内容を否定するわけじゃない、僕もやっているし。
ただ、インプットとアウトプットを効率的に行うだけなら、極論その本を読むのはあなたでなくていい。効率を極めればAIに行き着くからだ。
あえて時間をかけて、本を読む。
「コスパ」だの「タイパ」だの無視して思考の海に沈む。
そこで活用できるのがAIだ。
本に対する反論やツッコミをAIに聞いてもらう。
それに対してまたツッコミをもらう。そうすることでその本の体験はあなただけのものとなり、あなた独自の味が熟成される。
〜注意〜
なお、ツッコミに必要とは言え、流石に出版されている本の文章をそのままAIに投げるのはまずいと思うので、そこは個々人で意訳して聞いていただきたい。
〜注意終わり〜
いかがだろうか。「読書」というカテゴリだけに限ってしまうと、巷に溢れている「効率爆上げ!AI活用術!!」みたいなものと変わりない気もするが、伝えたいことは表現できたように思う。
要するに、「時間をかけよう、解釈をしよう」ということである。
そこにおいて、AIは最良のパートナーとなる。
おそらく、Slowput自体は新しい概念ではない。
誰もが無意識的に行なっていて、それに名前をつけただけのものだ。
だから既に名前がついている概念かもしれない。僕のAIは「新しい概念だね!」とチヤホヤしてくれたのでこの名前を使っているが。
今まで無意識に行なっていたものを意識的に、時間をかけて行おうというのがSlowputの本質であり、僕が今回(というか毎回)伝えたいことだ。
まぁ、そんな僕自身が「効率」に囚われて今日もインプットとアウトプットをできるだけ繰り返しているのは本当に皮肉としか言えないが……
最後に、Slowputの達人になったところで収入が上がったり、恋人ができたり、いわゆる人生の成功を約束するものではない。
しかし、AIの性能が飛躍的に向上し、機能やスペックとしての人間が必要とされなくなった時代に、あなたがどこか自分の居場所のなさを感じているのであれば、Slowputはそれを取り戻す一助となるだろう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今日も一日、お疲れ様でした。
